小倉北区熊本の地域墓地にてお墓じまい。閉眼供養・納骨までを一日でスムーズに
ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。北九州・京築エリアにてお墓や石材に関するお仕事をさせていただいております、ひびき工房です。小倉北区熊本の地域墓地にて、お墓じまいをさせていただきました。
小倉北区熊本 地域墓地 お墓じまい
当社のホームページをご覧になった方から、「お墓じまいのことを知りたい」とお電話をいただきました。お墓じまいの流れや手続き、撤去の方法や費用など色々なご質問をいただき、具体的なお墓の場所を伺って現地確認をさせていただくことになりました。
現地の様子です。小倉北区熊本の地域墓地です。小倉北区はたびたびお仕事をさせていただきますが、こちらは初めて伺う墓地でした。広々とした墓地です。
きちんと区画が整備されている墓地で、お墓の前に車が停められる広い通路もあります。
こちらがご相談いただいたお客様のお墓です。平成9年建立のお墓でした。お墓の現地確認でお客様のお立会いがない場合、Googleマップ等での位置確認を含めておおよその場所が分かれば確認することもできますが、正面の彫刻内容、棹石の裏などに刻まれている建立者の方のお名前、墓誌がある場合は彫刻されている方のお名前などの情報があれば間違いがありません。
現地を確認して、お見積りを作成してご提案しました。今回の墓地では、墓地の管理者様がいらっしゃるかどうかをお客様にご確認いただき、その方のご指示のもと、工事や仕上げ方法を決定します。お見積りは「基礎まで解体した場合」「基礎は残した場合」の2通りで作成し、最終的には基礎まですべて撤去するようご指示をいただきました。
閉眼供養のようすです。今回はお客様のご希望で、この日にそのまま納骨ができるようにご用意しておきました。お骨の移動のお手続きを行って、事前にご遺骨を取り出してお骨の作業をし、新たな納骨先へ移動できるようにして当日を迎えました。遠方にお住まいのお施主様や、お越しになるご親族様がいらっしゃるときに納骨まで済ませたいという場合は、こうした手順をとることもあります。お骨の作業は、ご遺骨の洗浄・粉骨などを行って、新しい納骨先に問題なく納骨できるようにするための作業です。今回はお付き合いのあるお寺様の納骨堂へ移されるということでした。
無事に閉眼供養とご納骨が終わり、工事が始まりました。外柵の囲いの石や仏石等を取り外したところです。
石材やコンクリートを破砕して解体していきます。お隣のお墓との距離が近い場合は養生等をして破片が飛び散らないようにして作業をしますが、今回は少しゆとりがありました。
今回はトラックを近くにつけることができたので、破砕した石材やコンクリート等を順に積み込み、搬出します。お墓の方は、コンクリートブロックのカロートや、基礎部分を残しています。
カロートも解体し、基礎コンクリートの解体が始まりました。鉄筋が入っているのが見えます。破砕して取り除き、更地に戻していきます。
基礎コンクリートをきれいに取り外しました。くぼんだ場所は真砂土を入れて仕上げます。
真砂土を敷いて表面をならし、工事完了です。今回は、最終確認は管理の方がお客様と一緒にしてくださるということでした。お客様から後日、「問題なくOKを頂けました」とご連絡があり、「ありがとうございました」と安心されたようでした。このたびは、弊社にお墓じまいをご相談いただきましてありがとうございました。
今回のお墓じまいでは、事前にご遺骨を取り出してお骨の作業を行い、閉眼供養とご納骨をすべて一日で終えられましたが、このように一日でスムーズに終えるためには、事前に様々な確認も必要になります。というのも、お墓じまい後のご遺骨は納骨堂や永代供養墓へ納骨されることになりますが、その場合はご納骨の形に指定があることがほとんどです。「お骨壺サイズの指定」「納骨袋の使用」「パウダー状にする必要がある」など、どういう形での納骨になるのかをお客様に納骨先へご確認いただいて、事前に作業をしておくことで、当日をスムーズに終えることができます。あわせて、ご遺骨を移動するための改葬手続き等も必要です。ただ、お墓じまいについては、初めてのことでご不明な点も多いと思います。ご一緒に進めて参りますので、分からないことや不安なことなど、お気軽にご相談くださいませ。