機械が入れない墓地での手作業でのお墓じまい工事。八幡東区地域墓地

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。北九州・京築エリアにてお墓や石材に関するお仕事をさせていただいております、ひびき工房です。八幡東区地域墓地にて、手作業でのお墓じまい工事をさせていただきましたので、工事の様子をご紹介いたします。

お墓じまい 八幡東区地域墓地

今回は、知人からの紹介でお墓じまいをさせていただきました。北九州市営谷口霊園の近くにある地域墓地で、お客様からいただいたお写真などを頼りにまずは現地確認に向かいました!

 

墓地の入り口です。この先にお墓があります。昔からある墓地なので、草が茂っていて道も細く入り組んでいました。

 

さらに細い道が続きます。お墓の脇を下っていく形で進みます。レンガで囲まれた、昔ながらの北九州のお墓がたくさん建てられています。大きな機械が入れない場所、トラックが入れない場所など、お墓の周辺や墓地の通路の状況等は、お墓の工事に関わる重要な確認ポイントです。現地確認では、必ずこの点も確認します。

 

さらに進むと舗装された通路もありましたが、道幅は狭く段差もありました。「お参りが大変」ということもお墓じまいを決められた理由のひとつでした。

 

こちらがお客様のお墓です。昭和14年建立のとても歴史のあるお墓でした。お墓本体、その下の土台部分が納骨室になっています。周りはコンクリートで囲まれ、入り口は階段になっていました。お墓じまい後は、用意された納骨堂へご遺骨をお引越しされるそうです。いただいたお写真をもとに確認し、工事のお見積りを差し上げてお任せいただくことになりました。

 

工事が始まりました。クレーンなどは入れない場所なので、解体した石は手で持ち運べる大きさまで小割りにして搬出します。

今回の墓地は管理者様がいらっしゃらない墓地でしたので、お墓じまいされている周りの例にならい、お墓本体のみを撤去して周りのコンクリート部分は残す形で仕上げることになりました。北九州市の地域墓地は、墓地によって工事方法や仕上げ方なども違いがありますので、管理者様がいらっしゃる場合は必ず事前に工事についてご指示をいただくなど、墓地それぞれに応じた対応が必要です。

 

小割にした石材等を搬出しました。このあとは、くぼんだ場所の仕上げに入ります。

 

お墓があった場所や、後方の囲いの壁をモルタルで抑えています。草が生えたり、水が溜まったりしないように仕上げます。

 

施工が終わったらお掃除をして、工事完了となりました。お客様には作業報告書を見ていただいて、工事完了のご報告とさせていただきました。今回はご希望で閉眼供養のお立会い、お骨壺の入れ替え作業などもさせていただき、納骨堂への納骨も立ち会わせていただきました。直接お礼の言葉をかけていただき、無事にお墓じまいを終えられてホッとしたご様子でした。このたびは、長い間守ってこられたお墓のお墓じまいを当社にお任せいただきまして、ありがとうございました。