福岡県遠賀郡岡垣町にて、高級加工の和型墓石を建立。インド産アーバングレイ

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。北九州・京築エリアにてお墓や石材に関するお仕事をさせて頂いております、ひびき工房です。このたび、ホームページの開設に伴いまして、弊社での施工の様子やお墓の情報などを、こちらのブログでご紹介していくことになりました。様々な情報を発信して参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします^^

初回となる今回は、遠賀郡岡垣町にて建立させていただきました、インド産アーバングレイのお墓をご紹介いたします!

 

福岡県遠賀郡岡垣町 民営霊園 新規建立 インド産アーバングレイ

 

知人の方からのご紹介で、新規でのお墓の建立をお任せいただきました。お施主様のお父様の体調が思わしくなく、お墓が必要になるかもしれないとご心配されていました。万一の場合に49日に間に合わなかったら…ということも心配されていましたので、お父様がご存命のうちからお墓作りに取り組まれることになりました。

 

お墓を建てるにあたり、まずは岡垣町の民間霊園さんに墓地をお求めになりました。4㎡の広さがあり、基礎が既設されています。

お墓についてのご希望は、全体のバランスとして周りのお墓より低くならないようにしてほしいこと、たくさん納骨できるお墓にしたいということでした。そのほか、使用する石については、インド産の石を使いたいというご希望もありました。日本産も気に入っておられましたが、最終的には費用面でもご希望に合い、品質もとても良いインド産をお選びになりました。ほかにも様々なご要望を採り入れて図面を作成、お見積りとともにご提案してご了承をいただき、工事に取り掛かりました。

 

工事が進んでいます。まずは、お墓の土台部分となる納骨室を設置しました。手前に取り付けた扉から納骨をする、地上納骨タイプのお墓です。入り口左右には、これから門柱を取り付けます。台座の部分まで設置しました。 今回は、真後ろの敷地が空いていましたので、ここに機械を入れて作業を進めることができました。

 

納骨室の内部はこのように仕上げました。奥に見えている棚石の上にお骨壺を安置します。弊社でお仕事をさせていただく北九州地方でよく使われている5寸(直径約15cm)のお骨壺であれば、10数個は並べて置くことができます。また、棚石はひな壇式になっており、手前側が一段低く設計されています。5寸よりも大きい6寸や7寸(直径約18cm~21cm)のお骨壺を納めるときも、一段低い手前の段に置けるように工夫しています。

中央の土の部分は「土残し」というスペースです。弔い上げを済まされた古いご先祖様のご遺骨を土に還すことができます。周りには、寒水(カンスイ)という白い砂利石を敷き詰めました。納骨室内が明るく仕上がります。

 

納骨室の天板の上にお墓の本体を台座から設置、花立や香炉、法名碑なども設置して完成です!

ご希望いただいた通り、周りののお墓と調和する高さです。門柱の上には丸置き灯篭を設置しました。納骨室の扉には、ステンレス製のカギが付いていますので防犯面も万全です。

 

品質の良いインド産の石の中でも、黒よりもグレー系の石がお好みで、目が細かくきれいな色合いのアーバングレーをお選びになりました。上下蓮華付き、豪華で高級感のある仕上がりです。棹石も正面を額縁のような高級加工にしています。香炉は格子状の扉付きで、雨風のある時も火を絶やさずにお参りできます。中にある蝋燭立などの小物類はステンレス製ではなく石で製作、細部までこだわりました。

 

門柱の上の丸灯篭はシンプルな造りです。角灯篭も人気がありますが、笠のとがった部分をひっかけてケガをしてしまうこともあります。安全性を考えてご提案して採用していただけました。門柱の前面は家紋を彫刻しています。私どもも初めて拝見する珍しい家紋で、陶器に印刷されたようなものをわざわざお持ちくださって、それをもとに彫刻しました。

 

開眼法要とご納骨のお手伝いもさせていただきました。ご覧になったお客様は、「想像以上に立派なお墓ができてびっくりした!」ととても喜んでくださいました。棚石をひな壇式にして工夫することで、ご希望通りたくさんのお骨壺を納めることができるようになったことも、安心して受け継いでいっていただけるお墓ということで気に入っていただけたようです。お父様のために始めたお墓作りは、その最中に他のご家族様が亡くなられるという悲しい出来事もあって、お施主様にとっては悲しみを乗り越えてのお墓作りとなりましたが、ご満足いただけるお墓に仕上がって少しでもお力になれていたらと願うばかりです。今後も何かお困りの際は、どうぞいつでもお声かけくださいませ。

初回は、遠賀郡岡垣町での新規の墓石建立の様子をご紹介いたしました。今後も色々な施工の様子等をご紹介して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!