北九州市営谷口霊園にて、奥様方のお墓のお墓じまい

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。北九州・京築エリアにてお墓や石材に関するお仕事をさせて頂いております、ひびき工房です。北九州市営谷口霊園にて、奥様方のお墓のお墓じまいをさせていただきましたので、ご紹介いたします。

 

お墓じまい 北九州市営谷口霊園

 

お墓じまいをご希望のお客様より、ホームページを通じてメールでお問い合わせをいただきました。奥様方のお墓が北九州市営谷口霊園にあり、今後守っていかれる方がいないとのことで、お墓じまいをご希望でした。

北九州市営谷口霊園は八幡東区高見にあり、金毘羅山の山すそに位置します。近隣は住宅が主ですが、到津の森公園や北九州市営総合体育館など大きな施設もあります。鞘ヶ谷方面からの県道51号線(曽根鞘ヶ谷線)や、近年開通した県道296号(大蔵到津線)など主要な道路もすぐ脇を通っているので、市営霊園の中ではアクセスしやすいのが特徴です。階段なども比較的少なく、車を近くにつけたりできるため、霊園内での移動もしやすい霊園です。

 

こちらがご相談のお墓です。奥様に代わってご主人様がご連絡をくださり、お墓じまいに関わる書類手続き等もすべてご主人様がなさっていました。谷口霊園は古くからのお墓も多く、こうしたコンパクトな墓地もあります。

 

納められているご遺骨は、小倉北区の八坂神社様の納骨堂へ移されるとのことでした。現地を確認してお見積りを差し上げ、当社では、閉眼供養のお手伝いやご遺骨の取り出し、お墓の解体をお任せいただくことになりました。

 

閉眼供養の様子です。私どもも立ち会わせていただきました。ご主人様は仏式のことは分からないとおっしゃっていましたので、今回はお寺様のご案内もお手伝いしました。ご供養のあとご遺骨を取り出し、お骨の入れ替え等をするため一旦お預かりして、後日八坂神社様の方へのご納骨にもご一緒しました。

 

それでは、お墓の解体工事に入ります。棹石を取り外して、上台を解体して取り外そうとしています。「セリ矢」という道具をハンマーで打ち込んで、石を小割にして解体・搬出します。谷口霊園は近くに車を停めたりすることも比較的しやすい霊園ですが、今回お墓のある場所はすぐ近くまで大きな機械を入れることが難しかったため、小割にして搬出することにしました。

 

同様の方法で、土台部分まですべて解体して搬出しました。あとは、基礎コンクリートを解体していきます。

 

コンクリートをはつって解体し、さらに地面から2,30cmほど掘り下げます。近年の北九州市営霊園のお墓じまいでは、地面から2,30cmほど掘り下げてコンクリート等をきれいに取り除き、あとに使われる方が危なくないようにしておく必要があります。手前の石は区画造成の際に霊園で設置されたものなので、その奥側、右側の杭より内側を掘り下げます。掘り下げたところは写真を撮っておきます。

 

掘り下げた場所にきれいな真砂土を入れて、工事完了です。

 

お客様には、お写真を添えた作業報告書を作成して郵送し、工事完了のご報告を差し上げました。長い間気になっておられたご様子でしたので、「やっと終わってホッとしました」ととても安心されていました。このたびは当社にお墓じまいをお任せいただきまして、ありがとうございました。どうぞこれからもお元気でお過ごしください。

当社にいただくお墓じまいのご相談では、今回のように奥様方のお墓のお墓じまいの例も多いです。今のお住まいが遠方でお参りが難しい、守る方がいないなど理由は様々ですが、お話を伺っていると、「子どもたちに迷惑をかけたくないので、自分でできるうちにお墓じまいしよう」と思い立たれてご相談くださる方が多いです。特に奥様方のお墓は今後入る方がいないというケースも多いため、「いずれしなくては」と長い間心配されていて、やっとご相談くださったという方もおられます。お墓じまいは、「何から始めたら良いか分からない」「自分だけで手続きができるかどうか不安…」など、ご心配な点も多いかと思いますので、まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。